【柿渋って何?】

柿渋(特に渋みの強い品種)を粉砕し発酵させ、抽出した液体を『柿渋』と言います。
主成分は、高分子のタンニンで、木材や紙・布などに塗ることで防虫・防腐・防水効果が得られます。
又、抗菌効果もあるために竹や紙製の食器などに仕上げ材として広く利用されてきました。

現在では、渋柿を目にする機会もほとんどありませんが、ここ数年の自然派志向の影響でわずかではありますが復活し、天然素材等の質感や色合いが新たな脚光を浴びています。
100%天然成分ですから環境にも優しく、古来より薄めて民間薬として利用されていた事例があるほど人体にも安全です。
 
【使い方】
◎木材

一般的な塗料の様に、刷毛等で2〜3回塗って下さい。
屋外で日光に当たると茶色味が濃くなります。塗りムラが心配な場合は、同量の水で薄めても結構です。
薄い色合いを少しずつ重ねていくとムラ無くきれいに仕上がります。
屋外から家具・木製の菓子皿などいろいろお試し下さい。

◎布

化繊以外の布がおすすめです。
木綿・麻などがよいでしょう。テーブルクロス・のれんなどいろいろお試し下さい。
色合いは、原液から、2〜5倍の水で薄めたもので調整して下さい。バケツなどに渋柿を入れ、染みこませて搾り、日光に当てて乾燥させます。濃い色がお好みなら同じ工程を繰り返し行って下さい。
 
【応用】

べんがら(弁柄)を混ぜると赤身が増し、柿渋と混ぜる割合によって様々な色合いが楽しめます。
又、耐久性も向上しますのでおためし下さい。
【臭いについて】

独特の臭いがあります。
時間が経過するごとに少しずつ消えてきますが、屋外で日光に当てて乾燥させると比較的早く臭わなくなるようです。
天然素材の持つ臭いのため有害なものではありません。その点はご了承下さい。